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日本人がイメージする間違ったカンボジア

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カンボジアという国名を聞いた時、わたしたち日本人はどのようなイメージを持ってますでしょうか?

おそらく多くの人が思い描くのは、ベトナム戦争に隣国として巻き込まれた後、ポル・ポト政権下での大量虐殺と、それに続く内戦を経て疲弊しきった国、というようなイメージが多いのではないでしょうか。

大量の地雷が残り、子供を安心して遊ばせることもできない土地。学ぼうにも学校が存在せず、飲み水に事欠く状況で幼い労働力として搾取される子供達と、彼らの支えなしには成り立たない貧しい農村。
アジアの文化に特別な興味を持たない一般的な日本人にとって、カンボジアはそんな国でしょう。

しかし、実際にカンボジアを訪れた人は全く違う印象を持つはずです。カンボジアの一級観光地であるアンコールワットを見れば、美しい景観と、これを作り上げた技術に驚くことでしょう。

もしシェムリアップ国際空港に直接アクセスし、アンコールワットだけ見て帰るならば、これほど素晴らしいものを作り上げた国も戦争によって疲弊してしまうのだ、と感じるかもしれません。
世界遺産であるアンコールワットだけが美しい形のまま残されており、他の地域はすべて地雷と飢えに苦しんでいると思ってしまう人もいるでしょう。

もしかしたら、美しいアンコールワットが、悲惨なイメージのカンボジアにあるのだということを無意識に忘れてしまっている人もいるかもしれません。

また、首都であるプノンペンに立ち寄れば大きな驚きがあるはずです。
プノンペンには高級ホテルや高層ビルも建設されています。
数多くの人が暮らす街であり、日本食レストランもいくつもあります。
各国料理を楽しむこともできれば、カラオケやプールで遊べる場所も存在するのです。道路は舗装されており、泥まみれになりながら飢えに苦しんでいる子供など見られません。
東京のような最先端の都市とは違いますが、十分に都会です。子供達はきちんと学校にも通っています。

実際にプノンペンを予備知識なく訪れた日本人の多くが

「イメージが変わった」
「思っていたのと全然違う」
「大都会だった」

と驚きの言葉を発します。
彼らの驚きの基礎となった、カンボジアは貧しく悲惨な状況にある国だというのは、どこから生まれた誤解なのでしょうか?

原因の一つは、日本における報道等の偏ったクローズアップにあると私は考えています。内戦中から、カンボジアの現状を伝える報道は数多くありました。
そして内戦終結後も深く残る傷跡にスポットが当てられました。

しかしその後、力強く立ち直る姿は日本ではほとんど伝えられていません。
テレビ画面に映し出されるのは田舎の暮らしばかりで、首都であるプノンペンが紹介されることはとても少なかったように思います。

もちろん、報道が嘘だと言っているわけではありません。
カンボジアには地雷の残っている地域はあります。未だにそれに苦しんでいる地域があるのは本当です。
しかし、それを踏みつけて命を落とす人は今ではほとんどいないのが現実です。

たしかに、地方に行けば学校が不足していますし、学びたいのに学べない子供達もいます。しかしそれはカンボジアのすべてではありません。
プノンペンの子供達は、学校はもちろん、英語学校の通っていることも珍しくないのです。学校と学習塾に通い、将来のために知識を蓄えているのは日本の子供達と同じです。
地方に行っても、着の身着のまま、その日をどうにか乗り切ることで精一杯という子供はそれほど多くありません。少なくとも、カンボジアは飢え死にしない国です。

日本を海外に紹介するにあたって、東京だけを見せて日本中すべてがネオン輝く大都会だと思わせるのはおかしなことですし、のどかな農村地帯だけをみせるのもまた実態からは遠い印象を植え付けることでしょう。
カンボジアと同じで、都市もあれば農村もあるという普通の国です。ただ、成長途上の国なのです。

まだまだ発展途上にあり、世界的に見れば後発の国ですから、成長のためにはさまざまなものが足りていません。
プノンペンは都市として機能しているものの、地方にはまだまだ足りていないものがたくさんあります。
充実した教育はもちろん、新しい産業やそれに伴う雇用も求められています。

生活面では、安全な飲み水の確保が求められています。
教育面でも、学校を建設するだけではなく長く維持運営していく取り組みが必要です。
そして一方で、都市部では日本企業の投資や進出を待ち構えています。その両方が共存するのがカンボジアなのです。

出典元:宮内敬司
宮内敬司 「知られざるチャンスの宝庫 カンボジアビジネス最新事情」
カナリア書房

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