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人々の消費行動を変える

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成田空港発の直行便をプノンペンの空港に降り立ち、搭乗口を出ると、真っ先に目に入るのは外国資本のハンバーガーショップやカフェなどである。

その中でもひと際目を引く位置で到着客を出迎えるように立つのが日本の牛丼店、吉野家である。

フランチャイズ契約によりカンボジア国内で3店舗を営業する吉野家は、2013年に初出店した。

在カンボジアの日本企業はカンボジア内戦期にいったんすべてが撤退したが、内戦終結後に再び進出を始め、特に2010年以降進出数が急増した。

2016年8月末の時点でカンボジア日本人商工会の正会員企業数は173、準会員企業数は56を数える。

2013年12月の日本人商工会正会員企業117のうち半数近い48の企業が製造業で、ついでサービス、建設、物流の各分野の企業が含まれる。

日本企業に限らず、プノンペンの街を歩いてるとそこかしこに中国系企業や韓国系企業などの看板が目に飛び込んできて、まさに今日のカンボジアが、戦後復興の段階から経済発展の階段へと成長のステージが一段上がったことを肌で感じ取ることができる。

プノンペンの発展を象徴する場所は多い。なかでも2014年6月に開業した同国初の本格的な大型ショッピングモール、イオンモールプノンペンは日本企業の進出を象徴的に示している。

カンボジアでは各地に多くの市場があり、市民の買い物を支えている。

また首都プノンペンや観光都市シェムリアップには化粧品から衣料品、家電製品まで多様な商品を扱う近代的なスーパーマーケットが存在している。

これらのスーパーマーケットではおもに高所得者や在住外国人向けの商品を扱っているが、新規参入したイオンモールでは、日本でおなじみの低価格なオリジナルブランド商品など、一般の消費者でも手に取りやすい商品を多数揃えている。

食品フロアでは試食販売や店頭での生鮮食品の加工販売など買い物客を楽しませる工夫が随所になされている。

ショッピングモール内は吹き抜けの空間に設置されたエスカレーター、日用品から服飾、家電製品などを扱う専門店街やレストラン街、映画館やボーリング場など日本国内のショッピングモールと見紛う構成となっている。

イオンモールプノンペンは開業1年で来場者1,500万人を超え、駐車場も増設された。さらに2018年にカンボジアでの2号店となるイオンモールをプノンペン北部の新興住宅街に建設するという。店内で買い物を楽しむ人々の光景から、近い将来カンボジア人の消費行動が大きく変わっていくことが想像される。

高橋珠州彦 著
月刊「地理」 2106年12月号
カンボジア◆復興からの発展ステージへ①
日本直行便の飛ぶ都市〜成長著しい首都プノンペン〜
古今書院

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